大石 進一
2012年8月28日から9月2日に開催された年会の報告をいたします。
2012年度の年会は東洋大学で開催予定でしたが,夏の電力事情により開催が難しくなり,早稲田大学が実行委員会を引き受けることになりました。検討の結果,ヨーロッパのような気候をもつ稚内での開催を想定して,2011年9月に稚内市を下見いたしました。このとき,会場として稚内全日空ホテルが可能であることと稚内市の補助の可能性を市役所から示唆いただきました。これらが11月にはほぼ確定しましたので,開催場所を稚内全日空ホテルに決定いたしました。前年度の同志社大学の実行委員会による京都で開催の方式に従い,参加費等を踏襲して決定しました。また,webシステムの構築等も前年度を参考にいたしました。基本方針としては参加費と稚内市からの補助を全額参加者に還元することといたしました。開催時期が稚内の観光シーズンと重なったこともあり,約350名の参加がありました。また,全日空ホテルで開催したことにより,4パラレルセッションの会場をワンフロアに集めることができたため,非常に快適な動線を確保でき,研究討論をスムースに行うことができました。会期を通して天気にも恵まれ,稚内市のもつ自然エネルギー発電施設の見学会やウェルカムパーティ,懇親会,市民講演会,利尻礼文島へのエクスカーションを開催することができました。また,全日空と飛行機の機材の調整なども行いました。これらに対して稚内市からのサポートを頂きました。論文発表の no show 率も非常に低く抑えることができました。
以上のように,稚内市市役所,日本応用数理学会理事会等多くの方の方々のご支援により,実り豊かな年会を実行できたと考えております。厚く御礼申し上げます。
実行委員 柏木 雅英 (早稲田大学)
荻田 武史(東京女子大学)
尾崎 克久(芝浦工業大学)
劉 雪峰 (早稲田大学)
山中 脩也 (早稲田大学)
高安 亮紀 (早稲田大学)
おおいし しんいち
早稲田大学 理工学術院
[Article: G1207G]
(Published Date: 2013/03/09)