学術会合報告

日本応用数理学会2013年度年会(福岡)開催報告

梶原 健司



日本応用数理学会2013年度年会は九州大学を主管校として2013年9月9日(月)から11日(水)の間,福岡市の「アクロス福岡」で開催されました.この場を借りてご報告をさせていただきます.

2012年度の年会は, 大石進一理事を実行委員長として稚内市で開催され,素晴らしい年会となったことは記憶に新しいところですが,私どもは2012年度の大成功のプレッシャーに押され,脂汗を滲ませながら準備を進めました.当初は九州大学伊都キャンパスでの開催を検討しましたが,参加者の利便性を考慮し,会場費はかかるものの,福岡市天神地区にあり交通や宿泊の便がよいアクロス福岡での開催を決断致しました.

年会は会議室のある6階と300名収容可能な国際会議場のある4階の2フロアを使い,研究部会OS,正会員主催OS,一般講演などのセッションが行われました.並行して

  • 精度保証付き数値計算ワークショップ(早稲田大学理工学術院総合研究所主催)
  • 数学ソフトウェアの開発と実践(九州大学マス・フォア・インダストリ研究所数学理論先進ソフトウェア開発室主催)

という共催イベントが開催されました.また,2日目の午後には,国際会議場で全体イベントが企画されました.論文賞授賞式の後,今回は高田章会長の強いご意向で,会長による学会運営方針の説明が行われ,その後,大学院生などの若手研究者を主な対象としてパネルディスカッション「応用数理の魅力とキャリアパス」が開催されました.総合講演は若山正人氏(九州大学),室田一雄氏(東京大学),栄伸一郎氏(九州大学)(日本数学会からの推薦に基づく講演)の3件が行われ,引き続き,国際会議場入口のホールでポスターセッションが行われました.48件の講演があり,その中から代表会員の方々による投票に基づいて実行委員会が優秀ポスター賞を選定し,最優秀ポスター賞1件,優秀ポスター賞を4件授与し,セッション終了後に行われた懇親会で表彰致しました.なお,来年度の年会から,優秀ポスター賞は正式に学会の賞として授与されることになっております.一連のイベントでは多くの参加者で会場が埋まり,大変な盛り上がりを見せたことは特記しておきたいと思います.

懇親会はホテルオークラ福岡の「オークラブラッスリー」で開催されました.ご招待した総合講演者,論文賞・ポスター賞受賞者と友好学会からのご来賓を含め,会場の定員一杯の130名の参加があり,レストランが自前で醸造している地ビールとビュッフェスタイルの料理に舌鼓を打ちながら,熱く語り合う参加者の姿は印象的でした.

年会には432名の参加者,272件の講演があり,盛況のうちに無事終了致しました.年会の運営経費は主に参加費収入でまかなわれています.今回は会場費が例年より多くかかりましたが,予想を上回る参加費収入と,共催イベントで会場費をご負担していただいたり,企業広告・展示を計9社からご出展いただいたりするなどのご支援の結果,若干の黒字を出すこともできました.

日本応用数理学会理事会と事務局の皆様を始め,ご支援をいただいた皆様方,また,福岡までおいでいただいた講演者,参加者の皆様方には,実行委員会より深く御礼申し上げます.2014年度の年会は土谷隆理事を実行委員長として政策研究大学院大学で開催されますが,今年度以上に盛り上がるよう,多くの皆様の参加をお願い致します.

実行委員長 梶原 健司(九州大学)
実行委員 栄 伸一郎(九州大学)
神山 直人(九州大学)
田上 大助(九州大学)
千葉 逸人(九州大学)
平岡 裕章(九州大学)
溝口 佳寛(九州大学)
山下 雅史(九州大学)
脇 隼人(九州大学)
渡部 善隆(九州大学)



かじわら けんじ
九州大学マス・フォア・インダストリ研究所
[Article: G1307A]
(Published Date: 2014/03/18)