JSIAM Online Magazine

学術会合報告

日本応用数理学会 2021年度 年会に参加して

松家 敬介



2021年9月7日から9日にかけて開催された日本応用数理学会 2021年度年会の参加報告を致します.今年度の年会も昨年度の年会および連合発表部会に引き続き,オンライン(Zoom)による開催となりました.実行委員長の石渡哲哉先生をはじめとする芝浦工業大学の先生方によって実行委員会が構成されておりました.年会ホームページ(https://annual2021.jsiam.org/)で確認したところ,参加者総数575名,講演数289件でともに過去最多となり,今年度はポスター講演も復活し,参加した後に振り返ってみてもやはり活気に溢れた年会だったと感じております.

初日は午前から応用可積分系のセッションに参加しておりました.参加者がZoomの操作で苦労することがありつつも,オンライン開催も3回目となり,全体を通して慣れた印象があり,大きな問題もなく進行していました.二日目の午前は正会員主催OSである「Max-plus代数とその応用」に,午後はポスターセッションと総合講演に,三日目は午前の正会員主催OSである「時間遅れの数理」に参加しておりました.ポスターセッションではZoomのブレイクアウトルームがうまく活用されており,年会期間中に常時用意されていたSpatial Chatを活用し,三日目の午前のセッションの後にセッションの一部の参加者と懇談する機会ができたこともよかった点でした.また,総合講演の前の会長のお話にもありましたように正会員主催OSが徐々に増えてきており学会がますます活気づいているようにも感じました.

また,今回はシステム面で特色のある年会だったと思いました.Web上にオンライン会場が準備され,各会場(Zoomのミーティングルーム)におけるセッションのプログラムの確認やセッションへの参加がよりスムーズにできました.このようなオンライン会場の整備は学会をオンラインで実施する場合の大きなメリットになっていると思います.4年前に報告者の所属している武蔵野大学でも年会を開催したことがあり,その際に使っていたシステムは応用数理学会で例年使っているものだと思っておりましたが,今回のそれは異なるものだったと理解しております.年会実行委員会の方々に,今回の年会の開催における苦労話も含めてシステム面についてお話を聞ける機会があればよいと思いました.その機会が,実行委員会の方々に直接伺ったり,本記事が掲載されている学術会合報告などで記事が掲載されたりすることで実現されるとよいのではないかと考えております.

昨今の感染症にまつわる状況の中で,報告者自身は他の学会員のお話を対面にて聞ける機会がどうしても恋しくなっております.今後どういう状況になっているかは不透明ですが,年明けの連合発表部会や来年度の年会では何らかの形で対面にて各講演が聞けるようになることを願いつつ,今後,感染症対策に留意しながら行動していこうと改めて考えるようにもなりました.

最後になりましたが,コロナウィルス感染症が収まらない困難な状況の中で,実行委員長の石渡哲哉先生をはじめとする実行委員の皆さまのおかげで日本応用数理学会 2021年度年会が開催され,それに参加できたことを深く感謝御礼申し上げて本報告を終えたいと思います.



まつや けいすけ
武蔵野大学
[Article: G2107A]
(Published Date: 2021/12/10)